よくわかる野球教室~ノーヒットノーランって何?~

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直近では2019年9月14日に中日ドラゴンズの大野雄大投手が達成

→「ノーヒットノーランナーの略」ではない!

お疲れ様です、のぶろっくです!

ノーヒットノーランってご存知ですか。

日本語にすると「無安打無得点試合」

一本もヒットを打たれずに得点も与えずに一試合を投げきる。

まさに男のロマンですね。

100年近いプロ野球の歴史の中で未だ81人しか達成していない偉業です。

しかし、よく勘違いされるのが、ノーヒットノーランは「ノーヒットノーランナー」の略としてしまうことです。

今回はその誤解を解いていきたいと思います。

1.ノーヒットノーランの意味

野球では「run」で「得点」を意味します。

例えば「2点本塁打」のことを「2ランホームラン」というでしょう。

同じように「ノーヒットノーラン」も日本語にすると「無安打無得点試合」になります。

ノーヒットノーランは四死球とか失策とかでランナーは出してもいいのです。

最終的にヒットを打たれずかつ点を与えなければいいのですから。

ちなみに一人の走者も出さずにヒットも打たれずに試合を投げきる「完全試合」になります。

まさに「ノーヒットノーランナー」ですね。

これは超偉業で、プロ野球では15人、もっと歴史の長い大リーグでも18人しか達成していません。

プロ野球では1994年5月18日に巨人の槙原寛己さん(現在は野球解説やコメンテーターとして活躍されていますね!)が達成したのを最後に記録から遠ざかっています。

最後に完全試合を達成したのは槙原さん
現在は解説者、コメンテーターとして活躍

結局この後、達成者がいないまま令和となり、槙原さんが平成唯一の完全試合達成者となってしまいました。

いかに難しい記録か、ということがおわかりいただけるかと思います。

2.あと一歩だったのに・・・

しかし、もちろんノーヒットノーランも難しい記録です。

ここでは、あと一歩で大記録を逃してしまった有名な選手を紹介します。

西武ライオンズの西口文也選手です。

悲劇の名投手・西口文也選手

入団から引退まで21年間ライオンズ一筋で、通算182勝を挙げた名投手です。

これまで大記録を目前で惜しくも逃してしまった選手は何人かいるのですが、この人がなぜそんなに有名なのか。

なんとこの選手、3回もチャンスを逃しているのです。

1回目は2002年8月26日、対千葉ロッテ戦。

西口は9回2死までノーヒットノーランの投球を続けていました(四球による出塁のみ)。

しかし、最後の打者にヒットを打たれてしまい記録を逃してしまったのです。

最後の打者にヒットを打たれ、記録を逃してしまう

結局西口は後続を打ち取り、試合は6-0の完封勝利でした。

2回目は2005年5月13日、対読売ジャイアンツ戦。

西口はここでも9回2死までノーヒットノーランの投球を続けていました(死球による出塁のみ)。

しかし、最後の打者にホームランを打たれてしまい(!)、記録はおろか完封まで逃してしまったのです。

ホームランを打たれた直後の西口

試合は6-1で完投勝利。

2回目もなかなかですが、3回目は強烈です。

前回と同じ年の2005年8月27日、対楽天イーグルス戦。

この日の西口は絶好調。

ヒットだけでなく一人のランナーも許すことなく、完全試合ペースで9回を投げきりました。

しかし、不運なことに相手投手も力投し、味方が1点も得点を奪えず、延長戦に突入。

西口は続投しましたが、10回表に無情にもヒットを打たれてしまい、ノーヒットノーランも完全試合も逃してしまったのです。

周りから労われる西口

結局西口は後続を打ち取り、その裏の攻撃で味方がようやく一点をとり、ライオンズはサヨナラ勝利を収めました。

このようなかたちで記録を逃したのは史上初の出来事だったらしく、現在この記録は完全試合の参考記録とされています。

3.最後に

このようなことがあり、西口選手は悲劇の名投手として語り継がれています。

しかし、(ご本人には気の毒ですが)こういうドラマが数多く存在するのも、野球の魅力の1つですね!

野球はドラマに満ちあふれている
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